オリジナルパッケージの打ち抜き型
完璧な形状を打ち抜く技術
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オリジナルパッケージ製造における専門的な情報のご紹介!
規定用紙に印刷された厚紙をパッケージ「箱」の形(展開図の形)に打ち抜く加工で、業界では「トムソン」と呼ばれます。
箱の形に打ち抜くだけではなく、同時に折れ筋も付けられます。
打ち抜きには、カッターの刃のような金属を箱の展開図通りに加工した刃を木型に埋め込み製作した、木製抜型を使用。
現在はレーザーで刃を加工するので細かなデザインカットにも対応できますが、物理的に無理な形状もございます。
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規定用紙に印刷された状態です |
規定用紙の厚紙に印刷がされたものです。
印刷機より排出され綺麗に積み上げられている状態です。
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工場内に保存されているお客様の抜型 |
お客様ごとに抜型を製作します。基本的に弊社の抜型は全て受注いただいたお客様の持ち物となりますので、「既存の型で作ってほしい」というご依頼は一部の製品のみのご対応となっております。
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抜型 |
抜型には紙の表から打ち抜くのに用いる場合や、裏から打ち抜くのに用いる場合等、用途や種類によって違いがあります。打ち抜く紙も、薄い180g前後のものから600gくらいの厚いものまで多種多様であり、紙のコシや平滑性もメーカーや種類によって異なるため、それらに応じて打ち抜きにも様々な工夫がされています。
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完璧な折れ筋を追求する技術
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空気が乾燥する季節に、紙の水分が減り折れ筋がひび割れやすくなる問題などを、「面彫り」と呼ばれる作業で解決します。
溝切りテープや溝切りプレートを使うことで仕上がりの精度が高くなり、ロット毎の仕上がりのバラつきも無くなります。
また、均質で精度の高い折れ筋が付くことによって、後のグルアー(貼り作業)の工程において、運転速度の向上も図れます。
温度差、湿度差による膨張伸縮の影響もほとんど受けません。
上段写真中:溝切りテープ / 上段写真右:溝切りプレート
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高精度の溝切りテープ |
色ごとにそれぞれ溝幅や溝厚が異なります。これを抜型に対して配置し、受け板に貼り付けたものが上段写真中の状態です。精度の高い折れ筋を出すため、職人が微調整を繰り返します。
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選定基準 |
紙の厚さなどに応じて細かく種類が分かれています。打ち抜く原紙に最適な溝切りテープを職人が判断します。
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溝切りプレート |
受注数が多い時は耐久性のあるプレートを使用します。(コストは高価なものとなります)
プレートの素材も打ち抜くロット数に応じて耐久性が高いものとなります。
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