エコードワークス様
開封から商品が見えるまでのシナリオが十分表現でき、納得のパッケージができました。
“Humorous art & design” で面白おかしい世の中をつくる
ユーモラスなものづくりを介して人々の笑いを誘うクリエイティブスタジオ、それがekoD Works(エコードワークス)です。
2012年8月に事業を立ち上げ、同年のデザインウィークに"Chu-Lip Pot"をはじめとする作品数点を出展したことがきっかけとなり、大手雑貨ショップなどからの引き合いもいただくようになりました。
おかげさまで、比較的早い段階から事業を軌道に乗せることができ、現在ではタニマダイバーや妄想マッピングTシャツなど、10種類程のプロダクトを持っています。
貼箱に限界を感じ、パッケージのリニューアルを検討
ゴードーさんに声をかけたのは2014年の6月頃。
それまでは貼箱を採用していました。
100~200個単位という小ロットで発注できるところは貼箱のメリットでしたが、形にバラつきがあったり経年で貼った化粧紙が浮いてきてしまうことなど出荷できるクオリティを満たしていないパッケージもあったため、納品された貼箱の中から良い物を選んで出荷していました。
その業者さんには、貼箱以外の箱制作を依頼することも可能でした。しかし最初の納品後、すぐに担当者が辞めてしまい疎遠になってしまっていたので、新しい業者を探そうと決意しました。
都内に営業所のある数社に問い合わせを行った中、 ゴードーさんが一番積極的にアドバイスをくれました。
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打ち合わせのし易さを考慮し、都内に営業所のあるオリジナルパッケージ製作会社を探し始めました。その際、各会社のホームページはあまり細かくはチェックせず、やっている内容と所在地の確認程度でお問い合せフォームを開き、用意しておいた相談文章を貼り付けて何社かに問い合せをしました。
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3社の方と対面の打ち合わせをおこないました。
1社は近隣、問い合わせるとすぐに訪問してくれましたが「小ロットの仕事はしたくない」という雰囲気が伝わってきました。
もう1社は、営業の方にコチラの要望を伝えると「上司に確認してから返答します」その場での回答や提案が得られず、専門家に期待する対応としては満足できるものではないと感じ、この先一緒にパッケージを仕上げていくことを考えると技量に懸念を感じました。一方、ゴードーさんからは「ぜひ、うちにやらせてください!」と即答していただき、積極的な姿勢が伝わってきました。
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▲サンプル段階のパッケージ |
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貼箱の発注をした当時、複数の提案をいただいたので、ある程度はパッケージの種類、品質、価格の特徴は把握しており、今回は印刷になるので、発注数量・金額がある程度まとまったものになることは想定できました。これまでの貼箱は単価でいえばもっと高価だったので、一般的な相場を押さえた見積もり依頼を心がけていたつもりです。
実際、ゴードーさんへ出した当時のお問い合せフォームの控えにも「500~1,000個の発注数で、1箱あたりの単価は200~300円を希望」と書いた記録が残っています。
ゴードーさんは、いかに私の商品が売れるようにするかということを第一に、どうやって予算内で良いパッケージを作るかという目線でアドバイスやご提案をいただいておりましたので、自然の流れでお願いしたい業者さんは決まっていきました。
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問い合わせた当時は納品時期をまったく急いでいなかったので、どんなパッケージにするかというところからスタートして、月に1回のペースで打ち合わせを重ねていき、半年ほどやりとりを続け発注に至りました。
業者選定にあたって一番重要視していたことは「仕上がりまでしっかり付き合ってくれること」でした。そうであれば無駄な時間や、やりとりをせずにゴール(=良い作品作り)まで最短でたどり着けると思ったからです。理想的な担当者と出会えたことは本当に良かったと思っています。
▲提案段階:サンプル品に対してご要望のやりとり
貼箱は、組み立て後の箱状での保管になりますが、今回ゴードーさんに作っていただいた抜き箱はワンタッチ式で組み立てが可能なため、折りたたまれた状態で保存できます。そのため、貼箱400個と抜き箱2000個の保管に使うスペースがさほど変わらないのです。その点も、2000個の発注に踏み切れた一つの判断材料となりました。
紙の材質やコーティング、形状などの細かい打ち合わせを経て、作品作りと変わらない
「開封から商品が見えるまでのシナリオ」が表現できました!
商品の販売は通販を中心としているため、輸送のための緩衝機能が必要であるなどさまざまな課題がありました。そのあたりはすべて担当者に伝えてお任せし、私は必要な機能が揃った前提で「開封から商品が見えるまでのシナリオ」を描くことに注力することができました。
打ち合わせやメールで何度もこだわりを共有しながら仕様決定にたどり着きました。
▲オリジナルパッケージの「シナリオ」を表現するための工夫の痕跡
仕上げたデザインをもとにパッケージができあがるという段階で、川越の工場まで足を運び、製作現場を見学させていただきました。
何度も試行錯誤を繰り返して設計したデザインに対して現物が遜色なく仕上がっているかどうかがとても重要でした。特に心配だったのは、パッケージのフタを開けたときに見えるツメ部分に施した印刷が、組み立てた時にうまくつながるかという点。それが完璧にぴったり一致したところを見たときに、満足感と充実感が込み上げてきました。
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試し刷りの確認が終わるとすぐに2000部の本印刷が始まるため、後戻りができないというプレッシャーも感じましたが、印刷開始後、ものの十分足らずで発注分の印刷が完了する光景は圧巻でした。立ち会って、確認後のGOをかけて、印刷工程を見て…といった経験もとても楽しかったです。※1 |
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(※1ゴードーでは1時間に9500枚印刷できる機械を導入しております。) |
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Chu-Lip Pot オリジナルパッケージ設計のポイント ※ゴードーからの提案
陶器を守るため、当初は、緩衝性が高い段ボール合紙を考えましたが、福澤様からのご要望が「外側をキレイに見せたい」とのことだったので、合紙をやめて中側に緩衝材を入れた光沢感のあるカード紙での構造を提案させて頂きました。
常に、お客様の要望にどう応えられるかを考え、さらにコストも勘案して提案しております。
お金をかければどのような箱でも作れますが、それでは箱代が中の商品価格を超えてしまうこともあります。パッケージを含め、いかに品質とコストのバランスがとれた商品にできるかをお客様と一緒に考え、ご満足のいく商品に仕上げることが私達の喜びです。さらに売れてリピート注文いただければお互いの一番の幸せと思い、箱を作らせて頂いております。
▲実際印刷に流した図面(赤、白用の図面を1枚で印刷に入れることで印刷代を節約)
今の在庫がなくなったら、迷わずゴードーさんに追加発注します!
今のパッケージは、自分の作品としてとても納得のいく仕上がりになっています。背面の余白を調整したいとか、商品を押さえている中蓋のツメがややきつ目であるとか、微調整したい箇所はいくつかありますが、基本的にはこのパッケージを使い続けていきたいと思っています。
今すぐの予定はないですが、新商品などでパッケージが必要になったら、迷わずゴードーさんに相談します!
今回の"Chu-Lip Pot"の経験でいろいろ学ばせていただいたので、次はもっと効率良く、さらに良い作品を一緒に作ることができるのではないかと期待しています。 その際は、またよろしくお願いします!
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ekoD Works / エコードワークス 代表 福澤貴之 様 |
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事業内容 |
アートに関する企画、制作 雑貨、家具、玩具などのデザイン、企画開発 オリジナル商品のデザイン、企画開発、製造、販売 その他各種デザイン、企画業務、上記に付帯する一切の業務 |
経営理念 |
"Humorous art & design"で面白おかしい世の中をつくる
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ありたい姿 |
また阿呆なものを作りましたね、といっていただけるものを作り続ける |
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- くみたてLab様
- 「作るからには良いものにしたい!」とは思っても、時間と知識が無く躊躇していました。
- エコードワークス様
- 商品が見えるまでのシナリオが表現でき、納得のオリジナルパッケージができました。
- ドクタープロラボジャパン株式会社
- トータルコストで1/3を削減。高品質なパッケージに大満足です。