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CDジャーナル発売の「HEADPHONE BOOK 2016」 |
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「良い商品を作りたい、作るからにはパッケージも良いものにしたい!」と
頭にあっても、パッケージに手がつかないまま発売まで2か月を切っていた
パッケージ業者を探し始めたきっかけは、それまでのラインナップに加え、高価格帯商品を出すことが決まっていたからです。それまでは製品専用ケースに入れて、段ボールに緩衝材と共に入れて発送…という簡易的な発送方法をとっていたのですが、螺鈿"KumitateK"は販売価格が20万円を超える商品であるため、流石にこれまでの様な扱いではいけないと思っていました。
新商品は3月初めに第一弾の発送を控えていたので、2月末までにはパッケージも完成していなくてはいけないのですが、問い合わせたのが2016年1月6日でした。
1か月半では納期が厳しいだろうというのは薄々わかっていたのですが、製品を作ることで頭がいっぱいになっていて手が回っていなかったのです。
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良いパッケージを作りたい気持ちとは裏腹に、パッケージに対しての知識が浅く、どのように何を伝えたら「良いパッケージ」を作ってもらえるか足踏みしてしまった
業者選定は基本インターネットで探して何社かに問い合わせをしました。 何社かにサイトのフォームを通じて問い合せをさせていただいていましたが、「急いでいる」、「パッケージについては良くわからない」、「しかし良いものを作りたい」という状況で、問い合わせ内容を記入していて、コチラの状況を伝え切れないもどかしさを感じていました。 そこで目についたのがゴードーさんのサイトにあった「来社予約フォーム」でした。
オリジナルパッケージをどういう風に作っていくのか全く想像もつかなかったので、当社に来ていただくよりも自分が訪問することでサンプルやら置いてある機械やら見せていただきながら話が出来た方が、パッケージの事も知れる、イメージもし易いので現状を脱してパッケージ作りを一気に進められそうという勢いでフォームから申込みをさせてもらいました。 実際、当社からゴードーさんのある高田馬場まで電車一本で行けるので、初回の打ち合わせだけではなく、状況に応じて何度か伺わせていただきました。
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▲保管する際は、部屋に飾れるように箱をデザイン |
パッケージも含め「商品をお客様がどの様に手に取り、使用してもらうか」のストーリー作りができ、納得のいくオリジナルパッケージに出会えた
"図面や商品を持ち込んで具体的な相談がしたい。
問い合わせた時点では、本当にパッケージ製作に関しては無知で、貼箱や組箱の違いも解っていませんでした。 ゴードーさんに伺って見せていただいたサンプルや色見本など、黒一色をとっても様々なバリエーションがあり、これはプロに相談しないと決めきれない!と思いました。
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結果当初予定していた1箱あたりの単価は少し上がってしまいましたが、一緒に練りに練って素材選定や仕様の決定を行っていったので、納得の行く箱、お客様が商品を手にして開封する喜び、保管している時も部屋の中に飾っていただけるようなストーリー設定がしっかり描けたため、納得のいく見積もりで迷いはありませんでした。
いざ箱が仕上がって社内全員が納得のいく出来栄えにすごく満足しています。 お客様への案内では箱が出来上がる前から、「専用のパッケージでお届けします!」と告知はしていたものの発売直前までモノは未完成でしたので当然見せられる状況ではありませんでしたが、出来上がったパッケージの写真を出した途端、予約の勢いが増しました。
実際お届けしたお客様からも、パッケージがカッコいいとお褒めの言葉などが届いています。 SNSなどで箱に収めた状態で写真をとってアップしていただいているケースも多々あり、お客様の満足とSNSでの宣伝効果など、あきらめないでしっかりと納得のいくオリジナルパッケージを作った手応えを実感しています。
改めてパッケージも商品価値の一側面を担っており、お客様の満足度に影響するということを認識しました。
在庫が切れても同じパッケージを追加発注して使い続けます。
また、今回の反省を活かし、次に新商品を出す際のパッケージの相談は半年前にします!
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▲ くみたてLab 伊藤良祐様 |